JANSIで活躍中の職員紹介

技術支援部
保全グループ

柏木 洋慶さん

柏木 洋慶さん
2015年
中国電力(株) 入社
2022年~
JANSI 保全G 勤務

現場の近況を知る実務者の視点を活かす

私が所属する保全グループは、ピアレビューをはじめとしたMA※1エリアに係る評価・支援活動を行っています。また、事業者の保全プログラム※2を推進する電力共通保全技術基盤活動も大きな業務です。
 その中で私は、電力共通保全技術基盤活動における各会議体の運営、保全情報ライブラリー※3の維持管理、エクセレンスガイドライン※4の整備などを行っております。
 また、今年2月にMAエリアのレビュワーとして初めてピアレビューに参加しました。JANSIに出向してまだ1年程度であることから、比較的最近の現場状況やルールを知っているということが最大の強みになると感じました。例えばギャップ※5がみられた際に、その原因の追究においては、現場ルールを管理していた発電所での経験が大いに活かせたと思います。
 経験豊かな専門家から我々現場の実務者まで、あらゆる知見を持った多様な人々が1つの課題に対してその知見を結集させて取り組む姿勢がJANSIの活動を支えています。その中で自分も人脈や視野を広げることができ、非常に良い経験になっていると感じています。
 ピアレビューをはじめとするJANSIの活動は、事業者の皆様のご協力なくしては成り立ちません。私もそのことを忘れず、今後もピアレビューを通して改善につながるような気づきを提供し、業界全体の安全性がさらに向上するよう尽力して参ります。

※1 MA:Maintenance(保修)の略。

※2 保全プログラム:日本電気協会が定めるJEAC4209-2021『原子力発電所の保守管理規格』で定められる、原子力発電所の保全活動のPDCAサイクル。

※3 保全情報ライブラリー:事業者より提供される膨大な図書類、各種データの閲覧・情報の活用のための支援ツール。

※4 エクセレンスガイドライン:事業者が目指すべき世界最高水準の安全性(エクセレンス)を明確化しJANSIが制定したガイドライン。

※5 ギャップ:原子力施設の運営状況や設備の状態、安全文化の健全性や改善への取組み具合をエクセレンスと比較した場合のギャップ。