活動実績等

第9回安全文化セミナー(追加開催)(基礎編)を実施しました

「安全文化セミナー」は、毎年1回JANSIの会議室を利用して開催しておりましたが、数年前よりセミナー受講者から「地方開催」の要望が出されていました。そこで2年ほどの準備を経て、平成29年11月29日(水)、30日(木)の2日間、日本原子力発電株式会社 敦賀総合研修センター(福井県敦賀市)において、「安全文化セミナー(出前版)」として追加開催いたしました。
今回は「第9回安全文化セミナー」の「基礎編」で、22名の方にご参加いただきました。
「基礎編」では、講師による情報提供と参加者間の情報交換を通して各職場における課題の解決・改善を目指した行動目標が設定されます。ご参加の皆さまには職場において目標達成に向けて実践していただくことになっています。なお、「基礎編」で設定した行動目標の実践度を確認するための「フォローアップ編」を平成30年3月29(木),30日(金)に開催いたします。

1.情報提供


吉田シニア教授による講義の様子

本年、原子力安全推進協会で実施した「第8回安全文化セミナー」に引き続き、熊本大学名誉教授・熊本大学教職大学院シニア教授 吉田 道雄 氏をお招きし、「Group Dynamicsと集団の化学」、「コミュニケーションのインフラ」、「安全文化の人間的側面とリーダーシップ」などについて情報を提供していただきました。

参加者のアンケートからは、
リーダーシップにより安全文化を実践することの理解や、自分の能力を更に高めていくためのきっかけをいただけた。
わかりやすく興味深いセミナーでした。先生のHPを含め、業務に取り込めるところは活かしていきたい。

などのご感想を頂きました。

2.情報交換(グループワーク)


グループワークの様子

今回は、リーダーシップ向上の基礎技術としての自分を知らせるスキル、安全文化に係わる職場の現状分析、リーダーシップ向上のための行動計画策定について、4グループに分かれ、参加者間で情報を交換するグループワークを行っていただきました。

参加者のアンケートからは、
他社、他業種のGrメンバーからの様々な貴重な意見・考え方を聞くことができ、今まで思っていなかったようなことを発見できた。
他Grメンバーの違った視点からのアドバイス、コメントをもらえ、自分を見つめなおす良い機会であった。

などのご意見をいただききました。

3.その他

今回試行した「安全文化セミナー」の地方開催についてアンケート調査をしたところ、参加者の7割以上の方から「定期的に安全文化セミナーの地方開催をしたほうが良い」とのご意見をいただきました。

以上