活動実績等

第15回 ワークショップ「組織の活性化と安全文化の確立を目指して」
~リーダーシップとコミュニケーションスキルアップ~ (基礎編)
を開催しました。

 2022(令和4)年6月21日(火)、22日(水)の2日間にかけて原子力安全推進協会において会員事業所の中間管理職を主な対象とした第15回安全文化ワークショップ(基礎編)を開催しました。新型コロナウイルス感染予防のためWeb方式を採用しました。
講師は熊本大学名誉教授 吉田 道雄 先生で、「組織の活性化と安全文化の」をテーマに、リーダーシップとコミュニケーションのスキルアップに関わる情報提供と受講者による職場の課題分析および情報交換を行いました。
 研修終了時に受講者に職場において実践する行動目標を設定していただきました。今後はその実践に努め、その成果を9月21(水)、22日(木)開催の「フォローアップ編」において検証することになります。

1.情報提供

吉田先生による情報提供
吉田先生による情報提供


情報提供(Group Dynamics)
情報提供(Group Dynamics)

 「基礎編」では、リーダーシップを理解し、職場において実践する具体的な行動を設定します。
 はじめにグループワークの前提となる、「Group Dynamicsと集団の化学」、「対人関係の基礎技術」、「Group Dynamicsの実践」などについて情報を提供していただきました。
 講師の豊富な経験に基づいた数多くの具体的な事例が提示され、受講者には多くの学びが得られました。

受講者からは、

  • ワークショップを通じてリーダーシップやコミュニケーションの在り方について別の視点から話を聞くことができて有意義であった。
  • テーマがピンポイント(リーダーシップとコミュニケーション)で分かり易かった。
  • 宿題(Action Program策定と実践)については荷が重いが、成長するために必要なハードルと捉えて逆にありがたいと思うようにしている。
  • 安全文化に関わる基礎知識(Group Dynamicsやリーダーシップ)については興味深い内容であった。

などのご感想をいただきました。




2.情報交換(グループワーク)

グループワークの様子
グループワークの様子


情報提供(リーダーシップ)
情報提供(リーダーシップ)

 受講者は4グループに分かれて情報と意見交換を行いました。
 講師による情報提供と合わせて、安全文化醸成に欠かせない、「他者に自分のことを知らせる(伝える)スキル」「安全文化に係わる職場の現状分析」「リーダーシップ向上のための行動計画の策定」などについて、有意義なグループワークが展開されました。


受講者からは、

  • 情報提供とグループワークのバランスが良くて講義を聴くだけでなく、他社の方とのコミュニケーションがとれて良かった。
  • 適度に変化があるグループワークの現在の形(座学→グループワーク)が飽きることがなくベストな構成であった。
  • (グループワークでは)各社の参加者と具体例や経験を共有し、議論できたことが良かった。
  • 講義(情報提供)の振り返りとして理解度を確認するためにグループワークを組み合わせることは重要なことだと思う。

などのご感想を頂きました。



以上