株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンにて
第205回安全キャラバンを実施
2026(令和8)年7月15日、株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンにおいて、第205回安全キャラバンとして、安全講演会とグループワーク(パネルディスカッション)を行いました。
1.安全講演会
講演会には株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンより約120名(オンライン参加者を含む)の方々が参加され、原子力安全推進協会 安全基盤部 安全文化G 前田典幸から、「日々の行動から考える組織文化とコミュニケーション」と題して、講演を行いました。
講演の骨子は以下の通りです。
[講演会の様子]
・組織文化とは、ある組織の中で共有されている考え方や行動パターンのことである。いわば組織の特徴であり、それ自体に良し悪しはないが、問題は、その特徴が安全にとって強みになっているか、弱みになっているかである。安全文化とは、組織文化の安全にかかる側面に注目したものである。
・一般に日本の組織の文化的な特徴といわれる「真面目さ」「協調性」「現場力」は、今日の安全や品質を支える重要な強みである。一方でそれらの特徴は、状況によっては思わぬ作用(副作用)をもたらすことがある。例えば、問題の抱え込み、異論を言いにくい雰囲気、現場での問題の吸収などを引き起こし、組織全体でリスクを共有しにくくする場合がある。
・事故やトラブルを防ぐためには、強みを活かしながら、その副作用にも気づける組織であること、そして、リスクが見える組織であることが大切である。
2.グループワーク(パネルディスカッション)
[パネルディスカッションの様子]
講演に続いて、「私たちの強みは、気づかないうちにリスクを見えなくしていないだろうか」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。
まず、社長 山﨑 肇様より、講演を受けての所感として、「講演で示された『組織の強みと副作用』という視点は、当社が過去の事象から学ぶべき重要なテーマであり、リスクが見える組織づくりに向けて、社員一人ひとりが考えるきっかけにしてほしい」とのお話をいただきました。
次いで部長各位に登壇いただき、講演者を交えて、組織の強みや、その強みがどのような副作用をもたらすかについて、現在の職場の状況を踏まえた意見が交わされました。
安全キャラバン終了後のアンケートでは、
・「組織の強み」が安全や業務運営を支える一方で、副作用にも目を向ける必要があるという視点は新鮮で、気づきにつながった。
・自社の組織文化や職場のコミュニケーションのあり方を見直すきっかけとなり、今後の安全文化向上に役立つ内容だった。
等のご意見をいただきました。
以上