
2025(令和7)年12月12日、富士電機(株)川崎工場において第201回安全キャラバン(安全文化講演及び座談会)を実施しました。

講演では、原子力安全推進協会 安全文化GL 深野琢也より、『「安全文化」から「安全に寄与する組織文化」へ~職場を元気にする考え方と視点~』と題して、
・国内外で繰り返し発生している組織事故とそれらに共通する問題点
・国内の原子力発電所で発生した不適合事例とその要因
・安全は「リスク低減の活動」であること
・組織文化と安全文化について
・組織文化は社会・経済の仕組みや状況などの事業環境から影響を受けていること
・組織文化の把握と改善について
・リーダーシップへの理解について
・リーダーシップに関する良好事例(潜水艦サンタフェ)
などについて解説・紹介を行い、まとめとして以下についてご理解を頂くことでより元気な職場になると考えますとの講演を行いました。
・答えのない複雑な事業環境下では、従来通りの組織文化では限界。組織のあるべき姿を心の底から腹落ちし、それに向け探究することが肝要。
・人・組織(文化)の特性を理解しつつ、組織文化のありよう(現実)を把握し、のために必要な組織上の課題に向け改善・行動変容に努める。
・リーダーシップ(行動変容)によって組織のチームワークが促進されることで、安全に寄与する組織文化は育まれる。
講演会の終わりにあたり、放射線機器事業部長 塩入正敏様より、「安全文化醸成教育は毎年行っているが、形骸化している面もあり、新たな視点で講演していただき有難く思っている。組織文化は外部からの影響により変化していくものであり、無理な競争や工程優先といった我々の業務でも直面している状況で変わっていってしまう。組織文化がおかしくなると組織事故につながるので、我々幹部が対話の質の向上や心理的安全性の確保の重要性を認識して組織運営に当たらなければならないと感じた。これからますます忙しくなっていく中で、社会に貢献できる組織を築いていきたいと思っているのでみんなで頑張っていこう。」とのご挨拶を頂きました。
座談会では、各部門(各課)より1名程度計17名(事務局3名含む)が参加し、普段思っていることや疑問などを自由に発言していただき、それに対してJANSI講師から助言を行った。
安全キャラバン終了後のアンケートでは、以下のようなご意見、ご感想を頂いています。
◆安全文化の醸成は日常業務の取り組みから始まるのだと意識することができ、今後の業務に活かせると感じた。
◆職場・組織の在り方について、考える良い機会となった。
◆具体的にどのような働きかけをすれば安全に寄与する組織文化が育まれるか理解することができた。
◆現場での情報共有や、異なる立場の人同士が率直に意見を言える環境づくりが安全文化の基盤になることを改めて認識できた。
◆品質や心身の安全を担保する上でも職場環境や上司・同僚との相互理解や信頼関係が重要であることを改めて理解することができた。
◆組織のマネジメントとして、部下にやるべきことを全て指示出しするのではなく、個人の自主性や主体性を重んじることが大切だと理解した。このようなリーダーシップを発揮することが組織の活性化に繋がるということを実感できた。
以上