活動実績等

日揮株式会社 横浜本社にて第179回安全キャラバンを実施

令和元年7月19日、日揮株式会社 横浜本社において、第179回安全キャラバンを実施し、安全講演会及び安全情報交換会を開催しました。

1.安全講演会

この講演会には、日揮株式会社の社員および協力会社員等43名が出席され、終始熱心に聴講されました。


[ 吉田部長からのご挨拶 ]

講演会の冒頭、日揮株式会社 国内インフラプロジェクト本部 原子力・環境プロジェクト部 部長 吉田 英爾 様から、

「本日は、当社にご足労いただき感謝申し上げます。JANSIは、原子力発電所などの安全を牽引する組織だと思いますが、私共も設計・工事という形で原子力安全について大いに関係していると思っております。
原子力の安全文化はTMI、チェルノブイリなどを通して個人がどれだけ頑張っても組織文化として安全性が損なわれてしまう。個人の次に組織があり、その次に文化という議論がされています。
当社の場合の安全というと工事安全や設計を通した設備安全になると思いますが、根底にある文化は共通であり本日の講演を楽しみにしていました。
皆さんも質疑など活発な議論を通した講演会になるようご協力いだきたい。」
とのご挨拶をいただきました。


講演では、

原子力安全推進協会 システム基盤部 安全文化G部長 越前 正浩より、『安全文化とは何か? ~福島第一のような組織事故を決して繰り返さないために~』と題して、

◆なぜ安全文化について考えなくてはならないのか(安全問題の理解の進化)

◆組織事故とは何か(繰り返されてきた組織事故)

◆安全とは何か、そのポイントはどこか(共通する問題点)

◆組織文化とはどのようなものか(組織文化の構造)

◆安全文化とは何か(安全に寄与する組織文化[OC4S:Organizational Culture for Safety])

について講演を行い、「日揮グループ企業理念(JGC Way)にある“尊重”、“誠実”というキーワードに感銘を受けました。基本的な価値観を皆が共有し、それにフォーカスした組織運営をしていくなら、組織の文化はどんどん前向きになりパフォーマンスもますます向上していくでしょう。」とまとめました。

[講師 JANSI越前部長 ]   [ 安全講演会の状況 ]
[講師 JANSI越前部長 ]              [ 安全講演会の状況 ]

講演会終了後のアンケートでは、

原子力特有の話ではなく、安全文化はすべての根底に必要なモノであると感じた。今後は常に意識していきたい。
難しい内容ではありましたが、事故の要因、組織を通じて安全に対する取り組み方を勉強できた。
自分が仕事に取り組む際の軸となる考えと合致していることが多々あり、自信を持って取り組もうと思った。

などのご意見・ご感想をいただきました。


2.安全情報交換会

[ 安全情報交換会の状況 ]
[ 安全情報交換会の状況 ]

安全情報交換会では、原子力安全推進協会 システム基盤部 安全文化G 井上 守GLから、JANSIが3年毎に実施している安全文化アンケート(第6回:平成30年度)に基づき、日揮株式会社の調査結果から至近3回の評定トレンド、原則評定の前回との比較などについての報告を行い、意見交換を行いました。




安全情報交換会終了後のアンケートでは、

原子力以外の分野との比較、あるいはJANSIが普段活動範囲としていない分野の比較があるとよいと思った。
他の分野ではあまり類の無い活動だと思うので継続して下さい。

などのご意見・感想をいただきました。

以上