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第17回議事概要
運転責任者運営委員会 第17回議事概要
日時
平成26年4月11日(金) 13時30分 ~ 16時45分
場所
原子力安全推進協会 D会議室
出席者(敬称略 順不同)
委員
北村委員長,島津委員,月川委員,矢森委員,後藤委員,小松(樋口委員の代理)
事務局 原安進
中川敦之,尾上彰,坂元祐二,小暮雄三,千葉修,久保田修一,遠藤英由,
白土孝行
議題
前回議事録の確認
平成25年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
平成25年度運転責任者判定業務の実施状況について
JEAC4804要求事項への適合性確認について
平成26年度判定計画について
試験問題委員・筆記/口答試験委員・講習講師の委嘱について
JEAC4804改定及びJEAC4805新規制定への制度に係る原安進の対応について(規程類への反映他)
福島第一運転責任者の判定に関する技能確認について
運営委員会でご指摘を受けた課題の対応状況について
その他
議事
定足数の確認
会議定足数を満足し、運営委員会が成立することを確認した。
前回議事録の確認
前回議事録が了承された。
平成25年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
事務局より説明し、内容について確認された。
[主な意見]
サイト別の実技試験と筆記/口答試験の5年間の蓄積データから、サイト毎の特徴が窺えるようになってきた。これらの情報について、各サイトへの情報提供方法を検討すること。
⇒サイト訪問による学識経験者と合格証保有者とのコミュニケ―ションを26年度から予定しており、この機会に情報提供できるよう整備していく。
公表問題について受験者の半数以上が誤解答しているが、要因は何か。
⇒設置許可基準規則の解釈の記載自体を問う問題について、誤選択肢が正解選択肢と意味合いが似ていたことに因る。
用語の組み合わせの選択問題について、内容を理解し説明もできる者が、思考パターンが異なることに起因して誤解答しないよう配慮が必要である。中長期的課題として提言する。
⇒筆記試験が有する課題であり、評価及び対策は難しいが、今後、中長期的にデータを積み重ねて分析する等、対応していく。
平成25年度運転責任者判定業務の実施状況について
事務局より説明し、内容について確認された。
[主な意見]
試験問題委員会で審議し試験範囲とした「品質保証における経営者の責任・コミットメント」のコミットメントは、意味幅が広い。該当する日本語を付記する等の配慮が適切である。
⇒該当する日本語の選択が難しいが、「保安規定記載の」と出題元を特定等、受験者が誤解釈しないような対応を検討する。
「軽水炉のあらまし」は、発行年度及び発行箇所を記載し、対象を明確にすること。
⇒拝承
JEAC4804要求事項への適合性確認について
事務局より説明し、適合性について審議及びサンプル手法により確認された。
[サンプル確認箇所]
「4.2 指定後の判定機関の管理」
「付属書E(講習)E.3 評価及び終了の基準」
[主な意見]
実技試験委員の認定基準に関して、運転訓練センタと原子炉設置者訓練施設の各インストラクタ能力に関する前提条件について、運転責任者試験の適切性の観点での評価が必要ではないか。
⇒運転訓練センタと同様な仕組みを構築している設置者もある。設置者毎の認定基準、力量等を基に検討する必要があり、今後の課題と認識する。
事務局より、全項目の適合性の説明に加え、サンプル手法による資料確認の方法を提案した。
⇒サンプル手法による適合性確認は、受容可能である。判定機関である原安進の実施業務と外部委託業務の適合性について、各々確認することが適切である。
平成26年度判定計画について
事務局より説明し、内容について確認された。
試験問題委員・筆記/口答試験委員・講習講師の委嘱について
事務局より説明し、内容について確認された。
JEAC4804改定及びJEAC4805新規制定への制度に係る原安進の対応について
事務局より説明し、内容について了承された。
[主な意見]
シビアアクシデントのシミュレータ検証は、どのように行うのか。
⇒原安進が、シミュレータ訓練機関認定手順書に定めたシミュレータ改造として、シビアアクシデントに関するシミュレータ機能の審査を行う。
シビアアクシデントが正確に再現できるかが課題となる。実機の物理現象は、検証が難しいことから、事象を定性的かつ理論的に説明できるようにすること。
⇒JEAC4805のシナリオベース試験により、SAシナリオを検証することにより、運転実技試験(状況判断)に支障がないことを確認する。
福島第一運転責任者の判定に関する技能確認について
事務局より説明し、内容について了承された。
[主な意見]
筆記試験で技能を確認するのは、難しい。
⇒実技試験の「状況判断試験」を参考にして、シミュレータを使用せずに、事故状況を受験者に付与する方法により、技能が確認できるものと考える。
技能というと行動、操作をイメージするが、スキルと解釈すれば分かり易い。妥当性について理論的な説明を準備すること。NRAは、筆記試験による技能確認を了承しているか。
⇒理論的説明については了承、NRAは了承済と聞いている。
その他
事務局より、福島第一運転責任者判定業務の具体的方法について説明し、意見を伺った。
[主な意見]
1F試験問題作成WGに東電社員を含めることについては、受験する側と試験問題を作る側の壁(独立性)の確保が重要課題となる。実例として、業務所掌を明確に分ける等がある。
⇒拝承
ニ項(統督)の筆記試験及び技能の筆記試験の採点について、第3者による評価及び社会へのアカウンタビリティの観点で、学識経験者を含めることが適切と考える。
⇒ご意見として拝承し、関与方法を検討する。
1F運転関連業務の係数相違については、事業者側が厳しめの数値であれば納得できるが、逆は難しい。NRAの確認を受けた数値に、JEAG4804-201Xを整合させることが適切と判断する。
⇒拝承し、JEAG4804-201X改定版への反映を検討する。
以上
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