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第15回議事概要
運転責任者運営委員会 第15回議事概要
日時
平成25年10月21日(月) 13時30分 ~ 16時00分
場所
原子力安全推進協会 第2会議室
出席者(敬称略 順不同)
委員
北村委員長,島津委員,月川委員,後藤委員,村山(矢森委員の代理),小松(樋口委員 の代理)
事務局 原安進
中川敦之,坂元祐二,小暮雄三,久保田修一,遠藤英由,白土孝行
議題
新委員紹介と定数確認
前回議事録の確認
平成25 年度第2 回運転責任者筆記/口答試験の結果について
運転責任者関連法令改正の筆記試験範囲・分類への反映について
福島第1運転責任者 合否判定等業務に関する規程について
発電所訪問による合格証保有者とのコミュニケーションについて
運営委員会でご指摘を受けた課題の対応状況について
その他
議事
新委員の紹介と定数確認
新委員1名を紹介した。会議定足数を満足し、運営委員会が成立することを確認した。
前回議事録の確認
前回議事録が了承された。
平成25 年度第2 回運転責任者筆記/口答試験の結果について
事務局より説明し、内容について確認された。
[主な意見]
不合格者は公表問題も数多く間違っている。法令改正対象の公表問題は、従来通りの問題か。
⇒従来通りの公表問題である。改正内容は条項No.であり、問題文に注記している。
法令改正を反映した新規問題への誤答率について、データを積み重ねて評価すること。
⇒拝承。
運転責任者関連法令改正の筆記試験範囲・分類への反映について
事務局より説明し、、内容について確認された。
[主な意見]
筆記試験出題範囲・分類表において、「1)項のアクシデントマネジメント」と「炉規則定義の重大事故」は、使い分けをしているのか。
⇒現在使い分けしていない。今後、出題対象・範囲が明確に認識できるように、適正化を図る。
法令改正の筆記試験出題範囲・分類表への反映の資料は複雑な内容となっている。文章説明を補足する説明図又は理解しやすい説明資料を作成すること。
⇒法令改正が多岐に渡り複雑で難しいが、できるかぎり理解しやすい説明資料の作成に努める。
炉規制法の追加条項である「原子力事業者の責務」を試験範囲とした理由は何か。
⇒「災害防止に関する教育」を含むことから運転分野の責任者にも必要な知識と考えた。
トップが理解不足の際は、運転責任者はトップに上申することも責務に含まれる。運転責任者は下への指示だけでなく、上へ上申する重い責務を持つことが理由と判断する。
⇒拝承。
福島第1原子力発電所 運転責任者合否判定等業務に関する規程について
事務局より説明し、1F判定業務の原安進での実施及び実施方針概要について了承された。なお、 1F用運責規定は、詳細案決定後に運営委員長が運営委員会による審議の要否について判断することとなった。
[主な意見]
1~4号の新規受験者・更新者の異常事態対応について、実技試験で確認する必要はないか。
⇒運転プラントと異なり、異常の種類が少なく、設備構造も複雑でないことから、異常対応につ いて筆記試験にて確認可能と判断する。
台風来襲時又は大雨洪水の対応中に更に激変事象が重なる等、運転対応だけでは不足で、発電所全体での対応が必要となるケースも考えられる。
⇒筆記試験での力量確認対象及び範囲について、1F設備及び実施計画を基に東電と調整する。
従来の運転責任者の権限・責任範囲を超えるような事象への対応等を考える必要性、自社での試験問題作成について社会への説明責任及び客観性の観点での課題、並びに試験問題のスコープの適正性、視野の広さ等について的確なレビューの可否を考慮する必要がある。
⇒ご指摘の事項に十分配慮して、今後詳細を詰めていく。
試験範囲の広さ及び深さが1F業務に即しているかの観点でレビューする必要がある。プロセスが社会から妥当であると判断してもらうことが重要である。
⇒実施計画、各種手順書の網羅により適切性が確保できると考える。問題作成及びレビューには、 原安進が直接入る体制を考えている。ご意見を基に実施体制について東電と調整する。
JISQ17024(要員認証機関への一般要求事項)6.3.1 より、問題作成へ原安進が関与することが必要である。
⇒拝承。
作成問題は素案の位置付とし問題数を多くして、原安進が的確にレビューを行う体制とすべき。この妥当性確認が、運営委員会に求められることとなる。
⇒試験問題作成及びレビューの実施方法、体制について東電と調整していく。
発電所訪問による合格証保有者とのコミュニケーションについて
事務局より説明し、内容について了承された。
[主な意見]
本取り組みの趣旨は有益と考える。是非電力会社と調整して進めていただきたい。
⇒拝承。
電力会社の体制が目的に沿っているか及び正直な意見が出てくるかが課題である。
⇒コミュニケーションに重点を置き、質問的要素をなくして電力が構えないようにする。
電力による合格証保有者の評価と今回の学識経験者の評価との比較により、判定業務の有効性の判断に資する有益な情報が入手できると考える。
⇒初めての試みであり、当面は意見交換で壁を作らないこと、忌憚のない意見交換に配慮することを第1として進めたい。随時改善を行っていく。
運営委員会でご指摘を受けた課題の対応状況について
事務局より説明し、内容について了承された。
その他
事務局より、実技試験への重大事故対応の導入に関する検討状況の概要について説明し、26年度の運転責任者判定計画が明確となった時点で、運営委員会での審議をお願いした。
以上
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