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第14回議事概要
運転責任者運営委員会 第14回議事概要
日時
平成25年4月11日(水) 10時00分 ~ 13時40分
場所
原子力安全推進協会 D会議室
出席者(敬称略 順不同)
委員
北村委員長,島津委員,月川委員,矢森委員,後藤委員,日高(富岡委員の代理), 小松(臼田委員の代理)
事務局 原安進
久郷明秀,坂元祐二,久保田修一,遠藤英由,白土孝行
議題
原子力安全推進協会の発足について
新委員紹介、委員長の互選と委員長代理の選任と定数確認
前回議事録の確認
運転責任者運営委員会規約の改訂について
運転責任者 合否判定等業務に関する規程の改訂について
平成24 年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
平成24 年度運転責任者判定業務の実施状況について
JEAC4804要求事項への適合性確認について
原安進発足に伴う判定機関指定継続と規程類改定について
平成25 年度判定計画について
試験問題委員・筆記/口答試験委員・講習講師の委嘱について
運営委員会でご指摘を受けた課題の対応状況について
その他
議事
原子力安全推進協会の発足について
事務局より、新組織発足、ミッション及び取組等について説明を行った。
新委員の紹介、委員長の互選と委員長代理の選任と定数確認
新委員1名を紹介した。会議定足数を満足し、運営委員会が成立することを確認した。委員互選 により、北村委員が委員長に選任された。北村委員長により、島津委員が委員長代理に選任された。
前回議事録の確認
前回議事録が了承された。
運転責任者運営委員会規約の改訂について
運転責任者運営委員会規約の改訂について了承された。
運転責任者 合否判定等業務に関する規程の改訂について
事務局より説明し、改訂について審議し了承された。
[主な意見]
運転経験係数は原子力関係者だけで決めてよいか。他産業からの目線での検討が必要ではないか。
⇒従事期間を半分に評価する厳しい数値であり、大臣確認を得る手続きは一般的手段である。品質保証専門家を含む本運営委員会の審議・確認も、関係者以外の目線での検討となると考える。
事業者判定規程改訂後の規程改訂としているが、適切性確認後、先に改訂してよいのではないか。
⇒原安進規程は、JEAC4804 及び事業者合否判定規程を基にしているため、先の改訂はできない。
平成24 年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
事務局より説明し、、内容について確認された。
[主な意見]
問題理解力・コミュニケーション能力は重要である。訓練ではできても実トラブル時はできないことはある。試験委員の前では緊張して正常に応答できないのでは問題である。口答試験では質問内容を理解しないまま回答する者も見受けられる。実務では3ウェイコミュニケーションを実践と推測するが、質問内容が分からないのに確認が行われないケースがあることは遺憾である。 問題理解力/説明能力等の配点基準及び得点実績を電力に通知する方法について検討すること。
⇒拝承。
ノンテクニカルスキルはテクニカルスキルと同様に重要であるが、原安進のソフトスキル向上訓練といった教育の実施は方針として適切である。コミュニケーションエラー事例が1F事故調査報告書の中で指摘されており、指示が的確に受け手に伝わっていることを確認するノンテクニカルスキルの重要さを電力と共有することが望まれる。
⇒緊急時のコミュニケーションは、相手をきちんと動かせることが重要と考える。
サイト別の評価結果より、実技と筆記/口答の点数差が顕著に大きい、筆記/口答が実技より点数が高い等、サイト毎の特徴・有意性がある。データの積み重ねによりサイト毎の特徴付けも実施できると考える。データ積み重ねた後の、電力への通知方法について検討すること。
⇒拝承。
受験者の半数以上が間違えた問題の分析は、少数の場合は個人能力に依存するので省略していい。
⇒拝承。
平成24 年度運転責任者判定業務の実施状況について
事務局より説明し、内容について確認された。
[主な意見]
統督の講習講師は、様々な分野の専門家であり、講習内容が異なるため対応が必要ではないか。
⇒統督講習は、責任感、統率力、判断力等様々な知識吸収が目的の1要素と考えている。また、原安進の「事務局の補足」により、原子力分野に関連付けた説明を実施している。
1F事故の詳細は、厳密な意味での事実判断は難しい。個々の報告書でなく全報告書に共通する事項、再発防止・教訓等に記載された重要な考え方、観点を問う問題の出題が望ましい。
⇒拝承。
JEAC4804要求事項への適合性確認について
事務局より説明し、適合性について審議し確認された。
[主な意見]
改善策として摘出した各項目はいつ頃までに完了させるのか。
⇒BWR/PWR 問題共通化の完了は作業量による。問題適切化は、作業期間としては2~3年を考えている。講習レポートの評価の細分化は、次回手順書改訂により運用開始する。
原安進発足に伴う判定機関指定継続と規程類改定について
事務局より説明し、内容について確認された。
平成25年度判定計画について
事務局より説明し、内容について確認された。
試験問題委員・筆記/口答試験委員・講習講師の委嘱について
事務局より説明し、内容について確認された。
運営委員会でご指摘を受けた課題の対応状況について
事務局より説明し、内容について確認された。
a.JEAC4111規程のシミュレータ訓練機関への適用について
意見はなかった。
b.運転責任者試験方法の妥当性確認について
[主な意見]
JEAG4802「運転員の教育・訓練指針」では、教育・訓練の実施結果の事業者自らの評価が要求されている。電力の評価基準及び結果を入手し、運責試験の合格基準と比較して基準を一致させていくことが重要である。また、同時に電力毎の基準の相違を縮小することが望ましい。
⇒力量評価方法は電力毎に異なり、評価結果の入手は難しいため、力量発揮度に関するアンケートによる方法により情報収集した。
力量評価結果を外部へ説明する責任があると考える。評価した力量及び力量保有者が的確に業務遂行していることを、社会に説明し、認めてもらうことが重要である。トップマネジメント、エビデンス公表のアカウンタビリティを課す等、社会への説明方法を考える必要がある。
⇒INPOは、ピアレビューで合格証交付者の実務状況をレビューしている。アンケート内容を工夫し継続する。また、口答試験委員に協力をお願いし、発電所にて口答試験に準じた確認又は統督の議論を通じて力量の確認を行うことについて、実施方法を検討している。
その他
事務局より保留の運用について説明し、以下のご意見をいただいた。
[主な意見]
合格証に、「地位基準を満足している期間において合格証が有効である」ことを明記する方法は、現在の保留運用の矛盾を解決する手段として適切と考える。
⇒拝承。
今回の合格証内容変更により矛盾が解消されるため、合格証返納は必要なしとの考え方もできる。
⇒JEAC4804改定時にご意見を紹介し、運転管理検討会の場で議論する。
以上
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