10年戦略主要アクション、技術基盤活動

安全性向上策の評価

当協会では自主的安全性向上のためにシビアアクシデント対策を始め設計基準事象や外部事象への対策について、国内外の最新情報を収集・分祈し、世界のエクセレンスを絶えず追求し、各事業者の安全性向上策を評価・支援することが重要と考えています。
そのために、IAEAの Safety Report Series No.46「原子力発電所の深層防護の評価」(SRS-46)を活用した安全性向上策の評価手法を整備し、安全性向上に関する事業者の活動を評価・支援しています。評価においてはSRS-46にて深層防護の観点から展開された安全要件毎に評価対象とした国内プラントの安全対策の充足性を評価し、非充足の場合は当該要件に対し他の対策で補完できるかのメカニズム分析を実施します。更に並行して、国内外の安全性向上策・研究等について調査することによリ良好事例・新知見を抽出し、広範な課題の抽出検討を行います。これら双方の評価を踏まえて、安全性向上に向けた検討課題を抽出し、他プラントも含めた更なる安全性向上のための対策の有効性・成立性検討を行い、必要なプラントに対して提言を発出します。
また、世界の安全性向上策に関わるエクセレンスを常に把握し国内事業者に展開できるように安全性向上に関わる新知見(安全性向上に関わる国内外発電所の対策、研究等)を調査、収集、更新し事業者と共有しています。