10年戦略主要アクション、技術基盤活動

リスクマネジメント体制の構築

当協会では、産業界関係者(事業者各社、電力中央研究所、等)と連携して、事業者がリスクマネジメント(以下「RM」)を実践し、安全性を継続的に向上していくための牽引・支援をしています。

事業者が、原子力施設のリスクを科学的・合理的に把握・分析し、その結果を踏まえて安全性を自主的に向上させる活動であるRMを積極的に推進していく必要があるとの考えの下、当協会は、原子力事業者のCEOに対して、「原子力安全に関わるリスクを考慮した安全確保体制の構築」を提言(2014年1月)して以来、事業者が自主的・継続的安全性向上を進めていく上で重要なRM活動を支援しています。

そのため、米国の事例等を参考に、発電所等の日常の業務の中で、リスクの特定、特定されたリスクの重要度評価および判断、さらに重要度に応じた必要な対策の実施などのRM実務を進める上での課題、教訓、良好事例等を共有し、互いに指導・助言を行うことを目的とし、RM実務検討会及び、有識者を交えて指導・助言を行うRM専門委員会を開催しています。