運転責任者判定業務
運転責任者判定業務は、原子力発電所運転員の教育・訓練指針により、原子力発電所運転責任者に必要な教育・訓練及び原子力発電所運転責任者に係る基準に適合する者の判定を行います。
平成21年4月に原子炉設置者からの指定を受け、原子力発電所運転責任者の判定に係る規程(JEAC4804)及び原子炉設置者の合否判定規程に整合した運転責任者の判定業務を実施しています。
■ 目的
実用発電用原子炉の設置・運転等に関する規則第八十七条第四号における原子炉設置者への運転責任者判定についての要求事項に基づき、中立の判定機関として運転責任者の判定業務を行うことを目的としています。
■ 運転責任者に係る判定基準
- シミュレータ訓練機関にて実施する実技試験に合格していること。
- 筆記試験及び口答試験の合格基準を満たしていること。
- 講習を受講し、講習科目ごとに提出するレポートにより内容が理解されていること。
- 原子炉の運転に関する業務経験を有していること。
- 管理監督的な地位が基準を満足していること。
■ 運転責任者受験申請について
- 運転責任者受験申請は、JANSI人材育成部運転管理グループへ行って下さい。
- 申請書は、HPにて掲載してある所定の様式をご使用下さい。
- 運転責任者の判定に係る試験は、4回/年実施されますので、HPにより日程をご確認下さい。
- お問い合わせは、JANSI人材育成部まで(TEL 03-5418-9318)
運用体制 |
認定組織(原子力安全推進協会)
申請書受付、筆記・口答試験の実施、講習の実施、地位・経歴の総合判定、シミュレータ訓練機関の認定・審査
指定組織(電力会社)
第三者的立場にある判定機関の指定、認定組織(原子力安全推進協会)の審査
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認定手順 |
- 受験条件の確認(シミュレータ訓練機関による実技試験を合格)
- 受験申請(運転経歴・地位の証明)
- 筆記・口答試験受験、講習受講後レポートを提出
- 総合判定(試験結果、地位・経歴を基に、判定組織にて合否の判定)
- 合格証の発行
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有効期限/更新条件 |
- 有効期間は3年(以降3年毎に更新)
- 有効期限6ヶ月前から、更新のためのシミュレータ訓練を終了すること。
- 講習の受講により講習科目ごとにレポートを提出すること。
- 原子炉の運転又は運転に関する業務の経験があること。
- 管理監督的な地位にあること。
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