活動実績等

第17回ワークショップ「組織の活性化と安全文化の確立を目指して」リーダーシップとコミュニケーションスキルアップ~(基礎編)を開催しました。

 2024(令和6)年7月1日(月)、2日(火)の2日間にかけて原子力安全推進協会(JANSI)において中間管理職の方々を主な対象として、第17回ワークショップ(旧安全文化セミナー)(基礎編)を開催しました。19名の方にJANSI会議室に参集頂き、昨年に引き続き対面方式で実施しました。
 講師は、これまで通り熊本大学名誉教授 吉田道雄先生で、「組織の活性化と安全文化の創続」をテーマに、リーダーシップの基礎、リーダーシップと集団理解、リーダーシップと安全文化創続に関わる情報提供とグループワークを行いました。
 基礎編では、受講者の方々に各自が職場において実践する行動目標を設定していただき、その実践の成果を9月25日(水)、26日(木)に開催する「フォローアップ編」で、その振り返りと分析が行われます。

1.情報交換(グループワーク)

グループワークの様子
グループワークの様子

 「基礎編」では、リーダーシップが何かどうあるべきかを理解し、自身が職場において実践する具体的な行動目標を設定します。
 はじめに、19名の受講者は4グループに分かれ、安全文化の醸成に欠かせない、「自分を知らせる、他者を知る」というテーマでグループワークを行いました。
 また、吉田先生からの情報提供の後、「職場のコミュニケーション・チェック」「期待されるリーダーシップ行動の探索」などについて、グループワークで積極的な意見交換が展開されました。

受講者からは、

  • 社外の方と悩みを共有したりすることができ、とても刺激になった。
  • 苦手なことの再確認や自分に足りないものについても良く理解できた。
  • 良い人間関係を築くためには、互いに言い合える関係であることが望ましいということが良く理解できた。

などのご感想を頂きました。

2.情報提供

吉田先生による情報提供
吉田先生による情報提供

 リーダーシップの基礎として「コミュニケーションのインフラ創り」「ことばと対人関係」や、リーダーシップと集団理解、安全文化創続と集団力の活用、そしてリーダーシップの理解として「リーダーシップの公式」などを情報提供していただきました。
 吉田先生からは、豊富な経験に基づいたわかりやすく軽妙な語り口で数多くの具体的な事例が提示され、受講者の方々も多くの学びが得られたことと思います。

受講者からは、

  • 社内および協力企業の安全文化・リーダーシップ研修の企画・検討にとても役立つ内容だった。
  • 具体的な事例も数多く発信していただいたので、実務に役立つと思った。
  • 「少数者の影響力」の説明がとても印象に残り、腹落ちしました。今後の業務に活かしていきたいと思う。

などのご感想を頂きました。



以上