活動実績等

第13回安全文化セミナー(基礎編)を実施しました

令和2年12月9日(水)、10日(木)の2日間、Webexを利用したリモート方式にて、会員事業所の中間管理職を主な対象とした第13回安全文化セミナーの「基礎編」を13名の方のご参加を得て開催いたしました。
講師は熊本大学名誉教授 吉田道雄氏で、「組織における安全文化を創続するリーダーシップ力の強化」をテーマとして、講師による情報提供と受講者による職場の課題分析と情報交換が行われました。研修の終了時には受講者の方々に職場で実践する行動目標を設定していただきました。
受講者の皆さまには、個々の行動目標を引き続き実践するとともに、その成果を3月10(水)、11日(木)に開催される「フォローアップ編」において検証していただくことになります。

1.情報提供


吉田名誉教授によるWeb形式による「講義」の様子

「基礎編」では、リーダーシップを理解し、職場において実践する行動目標を設定します。
グループワークの前提となる情報提供では、「Group Dynamicsと集団の化学」、「対人関係の基礎技術」、「Group Dynamicsの実践」などについて情報を提供していただきました。
「安全知識」から「安全意識」へ、そしてメンバー全員の「行動」によって“安全が実現する”ことを、講師の豊富な経験に基づいた数多くの具体的な事例がWebを介して会員に提示され、受講者には多くの学びが得られました。

受講者からは、
今、自分が何をすべきなのか、部下に対してどのように振舞えばよいのか、認識を新たにすることができた。
吉田先生の熱量が感じられる講義はとても有意義だったと思います。
「安全文化」に関するセミナー受講が初めてであり、リーダーシップや集団力学など関心を持って学ぶことができた。

などのご感想を頂きました。

2.情報交換(グループワーク)


グループワークの様子

受講者は3グループに分かれて情報と意見交換を行いました。講師による情報提供と合わせて、安全文化醸成に欠かせないグループメンバーに自分を知らせるスキルや安全文化に係わる職場の現状分析、さらにリーダーシップ向上のための行動計画策定について有意義なグループワークが展開されました。

受講者からは、
参加者も不慣れですが、Webを活用したセミナーは今後も多くなると思われるので、継続して実施してほしい。
自分が所属するチーム以外の状況や意見がわからないので,各グループのグループワークができる状態で同時に各チームが意見交換できる環境を作ることができないかと思った。

などのご感想を頂きました。

3.状況報告とコーチング(グループワーク)


第三グループのグループワークの様子

受講者は1月にグループごとにWeb上で再会し、職場での実践状況の報告と課題等を紹介しメンバーお互いに有意義な情報交換を行いました。


受講者からは、
コロナ渦でのリーダーシップの実践に苦労をされている様子が伺われ、それぞれが工夫し取り組んでいることを共有しました。吉田先生からは「今回のセミナーをWebで開催したように、今できることを状況に合わせて工夫し、失敗を恐れずに取り組んでいくことが大事なのです」とアドバイスを頂きました。
それぞれ取り組まれているCAPについては有意義な意見交換が行われ、吉田先生からは「それぞれがリーダーシップを発揮し、何でも言い合える職場にしていくことが大事なのです。」とアドバイスを頂きました。

以上