活動実績等

第12回安全文化セミナー(フォローアップ編)を実施しました

2019年10月10日(木)、11日(金)の2日間、原子力安全推進協会において、会員事業所の中間管理職(候補を含む)を主な対象とした第12回安全文化セミナーの「フォローアップ編」を開催し、24名の方にご参加いただきました。
今回のフォローアップ編は、5月の「基礎編」に参加いただいた受講者を対象に、「基礎編」で自らが設定したリーダーシップの向上のための行動目標と、職場での実践に対する、職場の同僚、部下たちからの評価を持ち寄り、分析を行いました。また、職場における目標設定やリーダーシップの具体的改善策に関する情報提供を行うとともに、安全文化醸成に関する情報交換も行っていただきました。最後に、参加者の方々には、改めて今後の行動目標を設定(リフレッシュ)し、その実践に向けて決意を新たにしていただきました。

1.情報提供


吉田名誉教授による「講義」の様子

基礎編に引き続き、熊本大学名誉教授 吉田道雄氏のご指導により、参加者が自ら設定した行動目標とその実践に対する振り返りや、職場の同僚、部下たちからの評価を分析し、自らのリーダーシップ行動をチェック表で分析するなど、様々なアイデアが盛り込まれた講演でした。

先生の多くの経験から得られた情報提供では、「言葉」「行動」「心」の3Kが人生を動かす三位一体の歯車であり、信頼できる人との関わりなどの潤滑油がなければうまく回らない。など心に残る貴重な情報を提供いただきました。



2.情報交換(グループワーク)


グループワークの様子

受講者は4グループに分かれて情報と意見交換を行いました。講師による情報提供と合わせて、安全文化醸成に欠かせないグループメンバーに自分を知らせるスキルや安全文化に係わる職場の現状分析、さらにリーダーシップ向上のための行動計画策定について有意義なグループワークが展開されました。

グループ単位での発表では発表者が全員に発表するのではなく、グループのそれぞれのメンバーが一人ずつ他のグループに「出張」し、そこでグループの発表を聞き、その結果を出張報告書としてまとめ、自分のグループに戻って報告するなど、今回も新たな発想を取り入れた、グループワークを展開していただきました。

受講者からは、
同業他社の方とのリーダーとしての悩みや、その時に取った行動などの意見交換を行うことができ、非常に有意義な講習でした。
先生のご経験や身近な話題を交えた内容で非常に楽しく拝聴しました。
赤は本当の赤ではない!?目に見えているからと言ってそのとおりではない。本質は何かを考えなければいけないという話が印象的でした。
心理学の研究成果から、具体的に実践を促すような内容で非常に良かったと思います。吉田先生の科学的で根拠がしっかりしている「語り」もいつもどおりの面白さだった。

などのご感想をいただきました。

今後の改善については、
開催日が週末ではホテルの予約が困難な状況なので週初めを希望する。
昼食については周囲の昼食環境により時間が厳しいのでお弁当の注文などの対応を希望する。
今回大型の台風が接近していたので交通機関が心配だった。
リーダーシップとマネジメントを一緒に学べるセミナーを受講したい。
INPOなどの米国文章の日本語版を充実してほしい。

などのご感想をいただきました。

これらのご意見を参考にして、今後、改善を図っていきたいと思います。

以上