活動実績等

関西電力株式会社 美浜発電所にて第185回安全キャラバンを実施

2021年11月25日、関西電力株式会社 美浜発電所において、第185回安全キャラバン(意見交換会、安全講演会)をおこないました。

1.意見交換会

 関西電力㈱原子力部門では、2021年度安全文化醸成の重点施策として「伝わるコミュニケーション」をテーマに取り組みが行われている。これまで様々な工夫が行われ、係員と深いコミュニケーションが実施されているが、その反面、「伝わる」コミュニケーションを実施するための課題も見えてきている。こうした状況を踏まえ、下期の活動をより一層推進するため、各課室役職者(16名)による課題や問題点(悩み等)、改善方策のディスカッションが行われた。ディスカッションには、午後の講演会講師である落語家の柳亭こみち師匠をお招きし、外部からの意見をお伺いするとともに、原子力事業本部、原子力安全推進協会のメンバーも参加した。
 実施後のアンケートでは、「グループワークを通じ、多様な意見に共感した」、「多様な意見に触れることができ、新たな気付きが得られた」など参加者全員で有意義な議論ができたとの声が多数寄せられた。自由なディスカッションにより、現状を自らが振り返り、何が必要なことかを自らが気付く大変意義のある意見交換会となった。

2.安全講演会

 関西電力㈱原子力部門では、2021年度安全文化醸成の重点施策として「伝わるコミュニケーション」をテーマに取り組みが行われていることから、講演には、落語家の柳亭こみち師匠をお招きし、「落語家に聞く伝える極意~ひとの心に残るもの~」と題してご講演いただいた。
 柳亭こみち師匠は、早稲田大学をご卒業後、社会人として出版社に勤められた後、落語家への道を志し柳亭燕路師匠に弟子入りされた。ご講演はその弟子入りから一人前の真打になるまでの厳しい修行時代の出来事を通じて、師匠の軽妙洒脱な噺の中に、コミュニケーションとは何か、「伝わる」ためには何が必要かなど、私たちが“なるほど、そうだな”と心に沁み込むようなフレーズかポンポンと飛び出した。終始笑いに包まれた楽しい講演であったが、参加者には多くの気付きや学びあったようである。
 実施後のアンケートでは、「話の圧がすごい」「笑いはある意味電力(エネルギー)と同じ」「コミュニケーションというのは改めて“心を込めて”というのがわかった」「気持ちがあってこそのコミュニケーション」「目前の(たった)一人に伝えるつもりで」など、講演で学んだポイントを今後の仕事や業務に生かしていきたいとの声を多数いただいた。
 なお、講演会は、コロナ感染予防のため、人数を制限して実施された。会場では美浜発電所および協力会社の方々、約40名が聴講された。また、講演会の様子はビデオ録画され、イントラネット等により関西電力㈱原子力事業本部および各発電所、美浜発電所構内協力会社の方々に配信され活用される予定である。

[ 講師 柳亭こみち師匠 ]

[ 安全講演会の様子 ]

以上