活動実績等

関西電力(株)大飯発電所にて第176回安全キャラバンを実施

平成31年2月5日、福井県大飯郡おおい町の関西電力(株)大飯発電所において第176回安全キャラバンを実施し、安全講演会を行いました。

1.安全講演会

関西電力(株)大飯発電所並びに協力会社の皆様 83名が出席されました。

講演会の冒頭、大飯発電所長 理事 文能一成 様から、

「セーフティーとセキュリティは、発電所運営の両輪ともいえるものだと思う。原子力のセーフティーの部分はもとより、世界最高水準を目指して、セキュリティの部分も高めていかなければならないと思い、今回のご講演をお願いした。ご講演内容は、我々が今後どのようにセキュリティを高めていくか参考になることが多いと思うので、皆さんも参考にしていただきたい。」

とのご挨拶をいただきました。

ご挨拶の後、「核セキュリティ(文化醸成と心構え)」をテーマに、公益財団法人 核物質管理センター 事業推進部 部長 礒 章子 様よりご講演いただきました。

講演では、

「近年の国内外の核セキュリティをめぐる情勢の変更に伴い、原子力サイト内では核セキュリティ(核物質防護)手段が強化されてきている」ことから、

◆核セキュリティ強化の必要性
◆核物質防護に関する国内法
◆国内法におけるシステム設計
◆国内法におけるその他の要件
◆核セキュリティ文化の必要性
◆役職員・協力会社社員に求められる心構え

についてのお話をいただきました。

講演会終了後のアンケートでは、

核セキュリティと言われるようになったきっかけについて、今回の講演で初めて認識した。
核セキュリティ文化醸成に特効薬というものはなく、地道に続けて行く必要があることが良くわかった。
核セキュリティは核物質防護よりも範囲が広く、核物質の盗取、テロの恐れについても認識する必要があると思いました。

などのご意見・ご感想をいただきました。

以上