活動状況

放射線防護課題検討委員会 第20回議事概要

日時 平成31年2月25日(月)13時30分~17時00分
場所 一般社団法人 原子力安全推進協会 三田ベルジュビル13F 第1、2会議室

出席者(順不同 敬称略)

主査 中村(東北大)
委員 上蓑(理研)、立崎(放医研)、武田(放医研)、鈴木(千代田テクノル)、
熊澤(元原研)、森(新金協)、川島(電工会)、吉田(電中研)、
金濱(東電)、中村(関電)、小形(原電、代理)、前田(原燃)
常時参加者 菊池(北海道電)、出來島(中部電)、岸(北陸電)、東(九電)、
成田(電発、代理)
オブザーバー 佐藤、吉田(以上、東電)、辻、鶴野(以上、関電)、原口(原安進)
説明者 越智(日本医療研究開発機構)、酒井(東京医療保健大学)
事務局 仙波、岩井、石田(以上、原安進)

議題と主な議論

  1. 第19回議事録案
    特にコメントはなく了承された。

  2. 福島の健康被害と科学コミュニケーション
    日本医療研究開発機構所属で、東京慈恵会医科大学講師をされている越智氏から、福島第一原子力発電所事故後、福島県の相馬中央病院で医療に携わられた経験をもとに、被災地の現状、福島から見えてくるあらゆる災害に共通した健康被害の実態、日ごろから備える原子力防災の重要性、伝えるより学ぶ技術としてのコミュニケーションなどについて発表があった。
    福島での多くの災害関連死発生を受け、越智氏がその重要性を提唱されている、原子力の深層防護第6層「災害の影響から人の健康を守る」ことについて、医療関係者、放射線防護専門家、国、自治体、住民それぞれの果たすべき役割と協力体制構築などが議論された。

  3. 放射線感受性の個人差
    ICRP委員をされている東京医療保健大学の酒井氏から、ICRPで本格的な検討が開始された放射線感受性の個人差に関する現状の課題、今後のめざす方向性等について解説があった。
    放射線感受性について、最近になって多くのデータが得られており、欧州などではこれを放射線防護基準につなげようとする動きも見られている。しかし質疑により、原子力施設の作業者に対するような施設全体の放射線防護への適用は、現実としてむずかしいとの認識が委員間で共有された。酒井氏からは、今回のICRPの検討では個人の感受性に関するデータの整理が主な作業となる。その放射線防護への反映は、検討されるとしてもその先のことであるとのことであった。

  4. その他(放射線防護課題検討委員会予定等)
    JANSIから、同委員会の今後の計画案について説明を行い、取り上げてほしいテーマがあれば提案してほしい旨を依頼した。
    次回は5~6月頃に開催予定。


以上