活動状況

放射線防護課題検討委員会 第13回議事概要

日時 平成29年3月31日(金)13時30分~17時10分
場所 一般社団法人 原子力安全推進協会 三田ベルジュビル13F A/B会議室

出席者(順不同 敬称略)

主査 中村(東北大)
委員 上蓑(理研)、木名瀬(JAEA)、根井(放医研)、林(電工会)、
森(新金協、代理)、吉田(電中研)、林田(東電)、小板橋(原電、代理)、
中村(関電)
オブザーバー 當麻(JANUS)、田村(原安進)
講師 青天目(JANUS)
事務局 仙波、岩井、石田(原安進)

議題と主な議論

  1. 第12回議事録案
    特にコメントはなく了承された。

  2. 放射線感受性の修飾要因
    根井委員から、放射線発がんを指標としたヒトの放射線感受性を修飾する生物学的要因に関し、マウスの実験などに基づく調査結果について発表いただいた。
    発表では、高カロリー摂取、日周リズムの乱れは放射線感受性を高めるおそれはあるが、心理ストレスは、がん抑制遺伝子が正常であれば効果は小さいこと、またアルコール摂取は発がんを促進する可能性はあるが、逆に発がん緩和作用もありそうなことなどが示された。
    委員からは、福島の方々に放射線感受性を下げるための生活習慣改善の重要性を伝えてほしいこと、実験は高線量で実施されているが、低線量放射線の影響についても調査を進めてほしいことなどの意見が出された。

  3. 眼の水晶体の線量限度見直しに関する国内外の動向調査
    青天目氏(JANUS)から、前回に引き続き標記のテーマで、先日実施した眼の水晶体のモニタリングに関するスウェーデン、フランスの現状調査結果について説明いただいた。
    ICRP(国際放射線防護委員会)による眼の水晶体線量限度引き下げの勧告を受け、欧州や日本では法令取り入れの検討が開始されている。そこで国内での対応に資するため、JANSIでは試験運用を行っているスウェーデンなどについて調査を行った。
    今回は、スウェーデンで行われている試験運用の内容を調査したが、今後の運用については現在まさに議論の途中とのことであったので、本年度に再度、現地調査を含め詳細な調査を計画している。なお、フランスは法令改正に伴う眼のモニタリングは行わない方針とのことであった。
    会議では、眼の水晶体モニタリングに対する今後の電力等の対応の考え方について議論がなされた。

  4. その他(放射線防護課題検討委員会予定)
    JANSIから、同委員会の今後の計画案について説明を行い、取り上げてほしいテーマがあれば提案してほしい旨を依頼した。次回は6月に開催予定。

以上