活動状況

放射線防護課題検討委員会 第11回議事概要

日時 平成28年6月1日(水)13時30分~16時30分
場所 一般社団法人 原子力安全推進協会 三田ベルジュビル13F A/B会議室

出席者(順不同 敬称略)

主査 中村(東北大)
委員 上蓑(理研)、木名瀬(JAEA)、根井(放医研)、立﨑(放医研)、
林(電工会)、藤永(新金協)、吉田(電中研)林田(東電)、
川西(原電、代理)、中村(関電)、前田(原燃)
オブザーバー 中村(原安進)
講師 高木(MRI)、熊澤(元原研)、當麻、青天目(以上JANUS)
事務局 仙波、岩井、石田(原安進)

議題と主な議論

  1. 第10回議事録案
    誤記のコメントがあり、修正して最終版とすることで承認された。

  2. テチャ川流域住民の疫学調査について
    高木氏(MRI)より、27年度にJANSI にて実施した標記調査結果について説明いただいた。また、取りまとめに携わられた熊澤氏(元原研)からは補足説明をいただいた。
    テチャ川流域住民の被ばくは、広島・長崎の原爆被爆者と異なり、長期的な慢性の低線量被ばくであること、外部被ばくと並んで、放射性物質摂取による内部被ばくが重要な位置を占めていることなどが特徴となっている。
    テチャ川と原爆被爆者の疫学データの違いと、考えられる要因、ICRPで最近議論となっている線量・線量率効果(DDREF)の評価などについて、委員による議論が行われた。

  3. 発がんに関する幹細胞生物学について
    當麻氏(JANUS)より、27年度にJANSIにて実施した標記調査結果について説明いただいた。
    本調査は、昨年ICRPより発刊されたpublication131「放射線発がんに関する幹細胞生物学」文書の解説版を作成することを目的として実施した。
    当該ICRP文書は、線量率効果や年齢依存性などを説明できる一つの作業仮説が示されているだけであるが、今後の進むべき方向性を示し、疫学データ偏重とならず生物学的メカニズムを解明していく重要性を指摘している。
    委員会では、ICRP文書は放射線防護を簡明に説明するものではあるが、今後、日々進捗している放射線幹細胞生物学の最新知見をどう扱っていくかが課題であることなど、放射線防護と幹細胞生物学の関係のあり方を中心に議論がなされた。

  4. その他(放射線防護課題検討委員会予定)
    JANSIから、同委員会の今後の計画案について説明を行い、取り上げてほしいテーマがあれば提案してほしい旨を依頼した。次回は9月~10月に開催予定。

以上