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第7回議事概要
放射線防護課題検討委員会 第7回議事概要
日時
平成27年4月8日(水)13時30分~17時00分
場所
一般社団法人 原子力安全推進協会 三田ベルジュビル13F A会議室
出席者(順不同 敬称略)
主査
中村(東北大)
委員
上蓑(理研)、木名瀬(JAEA)、島田(放医研)、伴(東京医療保健大)、
林(電工会)、寺門(新金協)、吉田(電中研)、鈴木(千代田テクノル)、
鈴木(東電)、阿部(原電)、中村(関電)、岡村(原燃)
事務局
仙波、岩井、石田(原安進)
議題と主な議論
第6回議事録案
最終版とすることで承認された。
子供・胎児の放射線感受性について
放医研島田委員から、標記について発表いただいた。
放射線防護上は子供の放射線感受性が成人より2~3倍高いとされているが、これは高線量の被ばくを受けた場合のデータに基づいていること、低線量の被ばくによる影響は小さく、生活習慣等の他の要因をしっかりコントロールすることでがんのリスクを下げることができること、胎児の放射線感受性は幼児より低いとするデータが多いこと、医療用CTによる低線量被ばくで白血病が有意に増加するという海外のデータについて交絡因子の存在が疑われることなどの説明があり、議論が行われた。
緊急時作業者の被ばくに関する規制について
前回に引き続き、福島第一原子力発電所における作業者の線量制限の課題や国が検討を行っている緊急時線量限度見直しについて、国、特に今回は厚生労働省の動向に関して情報共有を行った。厚生労働省では、事故対応の観点ではなく、労働者保護の観点からできるだけ被ばくを小さくするとの立場で法令改定案が策定されていることが確認された。
低線量放射線被ばくの健康影響について
JANSIから、JANSIで作成した標記に係る報告書を配布し概要を説明した。線量率効果曲線、環境中の放射能減衰曲線、疫学調査結果の扱い等について専門的な視点から議論があった。最後に中村主査から、報告書は有意義なものなので、是非公開してほしいとの強い要望が出された。
その他(放射線防護課題検討委員会予定)
JANSIから、同委員会の今後の計画概要について説明を行った。
以上
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