活動実績等

EDF IGSNRチームがJANSIを訪問

平成28年9月16日
原子力安全推進協会


9月12日、フランス電力(EDF)所属の原子力安全総合監査役(Inspector General on Nuclear Safety and Radiation Protection、IGSNR)のチームがJANSIを訪問しました。IGSNR(旧称IGSN)は1982年、アメリカのスリーマイル島事故後の社会影響を鑑みてEDF内に設立された機関で、内部組織でありながら独立的な立場を維持し、原子力安全に関わる指揮系統や発電所の運転を調査し、EDFのCEOに様々な提言を行っています。現在、IGSNRチームは監査役であるフランソワ・ドゥ・ラスティック氏及びシニアアドバイザー4名で構成されています。

会議ではJANSIの概要のほか、福島第一事故の教訓の反映、再稼働が始まったプラントへの支援活動等について説明し、意見交換しました。IGSNRのメンバーからは、フランス・英国でも関心が高まっている安全文化の醸成や、再稼働プラントの経験をどのように共有しているかについて質問がありました。最後にドゥ・ラスティック氏から、「原子力安全の道は長く大変なことが多いが、日本は前進していると感じた」との言葉がありました。


以上


IGSNR ドゥ・ラスティック氏



意見交換の様子