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運転責任者運営委員会 第18回議事概要

日時 平成26年10月24日(金) 11時00分 ~ 14時15分
場所 原子力安全推進協会 D会議室

出席者(敬称略 順不同)

委員 北村委員長,島津委員,月川委員,矢森委員,後藤委員,小松委員,熊谷(尾野委員の代理)
事務局 原安進 中川敦之,尾上彰,坂元祐二,小暮雄三,中村正明,遠藤英由,白土孝行,千葉修

議題

  1. 前回議事録の確認
  2. 運転責任者運営委員会規約改訂について
  3. 平成26年度第1,2回運転責任者筆記/口答試験の結果について
  4. 平成26年度第1,2回1F運転責任者判定業務の実施状況について
  5. JEAC4804改定及びJEAC4805制定への制度に係る原安進の対応結果について
  6. 発電所訪問による合格証保有者とのコミュニケーションについて
  7. その他

議事

  1. 定足数の確認
    会議定足数を満足し、運営委員会が成立することを確認した。

  2. 前回議事録の確認
    前回議事録が了承された。


  3. 運転責任者運営委員会規約改訂について
    事務局より説明し,内容について確認された。
    [主な意見]
    • 今回の改訂はJEAC4804改定の中で,JISQ17024は2012を適用することとなったことを受けて,規約に記載のある条項番号をJISQ17024 2012の条項番号に変更する ということでよいか。
      ⇒その通り。

  4. 平成26年度第1,2回運転責任者筆記/口答試験の結果について
    事務局より説明し,内容について確認された。
    [主な意見]
    • 「結果と考察」の記載で,法令等の語句を問う問題に誤回答が見られたが「出題問題としては不適切ではなかったと判断している」 に対し「条文の丸暗記を求める問題は,出来る限り避ける」とある。この意味合いは何か。
      ⇒法律等はしっかりと覚えるべきものとして語句を問うべき問題とする。但し,言葉(語句)だけを捉えると正解ともなり得るもの (「体制・要員といった場合は社員の他に協力企業等も含まれる」,「力量と技能の違い」等)は誤選択肢から避けるということ。
      今回,誤選択肢を回答された内容は,語句だけを捉えると発電所の実務において問題となるものではない。 但し,出題においては,法律等は「○○の記載において」等,問題として何を問うのかを明確にし,問題の成立性を確保することが重要と考える。
    • 「出題した筆記試験問題の考察」では,基本的に難易度の高い問題を間違っていることは理解できる。 一方,難易度の低い問題への間違いが気になるがどうだったのか。
      ⇒手順や保安規定だけを問うのか,安全確保の観点で問うのか受験者の言葉の取り違いで間違って回答している。 また,法律はしっかりと覚えるべきものとして条文そのものの記載内容を問うことから,問題はないと判断している。
      委員⇒JANSIの説明責任として,技術と法令の出題の仕方を整理し,法律等の根幹に係る重要なものは条文(語句)を要求するというスタンスを保つこと。
      ⇒拝承。

  5. 平成26年度第1,2回1F運転責任者判定業務の実施状況について
    事務局より説明し,内容について確認された。
    [主な意見]
    • 本年度より開始された1F運転責任者判定業務は難しい面が多いが,努力していることが理解できた。まだ課題等はあるが,今後も継続して見直しや改善を図っていくこと。
      ⇒拝承。

  6. JEAC4804改定及びJEAC4805制定への制度に係る原安進の対応結果について
    事務局より説明し,シミュレータ訓練機関審査結果記録についてサンプル手法による確認を行い,内容について了承された。
    実施されたサンプル確認は以下のとおり。
    [サンプル確認対象]
    • 「BTC-4,5号,NTC-4号(泊モード)シミュレータ機能審査要領及び結果(JEAC4805適合性)」
    • 「運転実技試験実施要領及び結果」
    • 「シミュレータ訓練機関認定のためのJISQ9001及びJISQ17024適合性審査要領及び結果」

  7. 発電所訪問による合格証保有者とのコミュニケーションについて
    • 運転責任者との対話結果に記載のある,運転責任者には「幅広い範囲の基礎的な計算能力を持ってほしい」とあるのは,定量的な問題把握能力を持ってほしいという期待である。 計算が大事なのではなく,事象の推移に対してのオーダー(このまま事象が進めば○○パラメータはいつごろまでに△△になるといった見積)を把握するための計算が必要であること である。
      ⇒拝承。
    • 学識経験者と合格証保有者とのコミュニケーションの場が設定できたことは,JANSI及び発電所にとっても良いことだと感じているならありがたい。
      ⇒今後も継続していくことになるため,学識経験者の先生方にはご協力をお願いしたい。

  8. その他
    事務局より,運転責任者判定のための講習終了時に行われている項目の変更案について説明し、了承された。
    • 「事務局からの補足」→「運転責任者への期待」へのタイトル変更について

    事務局より以下の情報を提供した。
    • 次回コミュニケーションは11月20日に東京電力柏崎・刈羽原子力発電所を予定。
    • 諮問委員による,SA対応シミュレータ状況確認を10月末NTC,11月BTCで計画。


以上