平成25年7月31日
原子力安全推進協会
6月24日(月)、台湾電力公司と中華民国原子力学会は、日本から原子力の専門家を台湾に招いて、
福島事故後の実情や原子力利用の現状についての講演・座談会を中心としたフォーラムを開催しました。
本フォーラムは台湾大学会議センター国際会議ホールにて行われ、当協会の前身である旧日本原子力技術協会最高顧問であった石川迪夫氏が、「福島第一事故の全容と原子力の安全問題」と題し、福島第一事故の主な原因が、
津波とその後10日も続いた全電源喪失であり、克服し得る課題であるであるとの主張で、講演を行いました。
日本からの他の招聘者(元読売新聞論説委員の中村政雄氏、および長崎大学の高村昇教授)の講演とともに、
台湾第4原発の建設継続をめぐって議論に揺れる不安定な原子力情勢の安定化に寄与したものと思われます。
なお、石川迪夫氏はフォーラム後に馬総統とも面談、フォーラムの様子は台湾メディアにおいても大きく取上げられた模様です。
講演会の様子