活動実績等

三菱重工業(株) 原子力事業部にて第174回安全キャラバンを実施

平成30年12月5日(火)、神戸市和田岬の三菱重工業株式会社 原子力事業部において、安全キャラバンを開催し、安全講演会とグループディスカッションを行いました。

1.安全講演会

安全講演会には原子力事業部の20名を超える幹部の方々が出席し、終始熱心に聴講されました。

講演会に先立ち、原子力事業部 浅田品質保証部長から、

「皆さん、ご安全に。本日お忙しいところ神戸造船所までお越し頂き誠にありがとうございます。原子力の事業環境は、震災以降激変している状態が続いています。神戸造船所は原子力の主機を造っている工場ということもあり、新しい規制制度を踏まえた形で、より安全性、信頼性の高い製品を作り出すべく、日々関係者努力しております。昨今、色々な企業で不正問題や不適切な行為が発生していますが、我々の工場ではそういうことが無いように気を引き締めております。モノづくりについては、気を許すと直ぐに不適合が起こったり問題が発生したりということもございますので、本日は松井先生にご講演を頂き、これを踏まえてグループディスカッションをして、その成果をこれからの我々のモノづくりに生かして行きたいと思います。本日はどうぞよろしくお願い致します。」

とのご挨拶を頂きました。


講演会では、

京セラコミュニケーションシステム株式会社の主席コンサルタントでおられる松井達朗氏に『ものづくりの心』と題してご講演を頂きました。松井氏は、アメーバ経営に代表される京セラ創業者の稲盛和夫氏の経営哲学に精通し、これをベースとしたコンサルティングをされており、日本航空が2010年に破綻し、その後2年8ヶ月という最短記録で再上場を果たした際に多大なる貢献をされております。
ご講演では、「人間として何が正しいかを追求する経営道」、「フィロソフィとアメーバ経営による自律経営の確立」、「JALにおける意識改革」、「賢慮を生み出す」を骨子としたお話しを頂きました。


講演に対するアンケートでは、

実例に基づく話であり、大変に分かり易く、有意義な講演であった。
組織における意識改革の重要性を痛感した。
自分のこととして捉え、自分で実践することが必要であると改めて認識した。

などの感想を頂きました。


2.グループディスカッション

講演に続いて実施されるグループディスカッションに際し、受講者には事前に、企業で不祥事や事故などの不具合が発生している事象を自身の組織の問題としてその要因を考えることが課題として与えられました。
この事前課題を踏まえ、グループに分かれてディスカッションが行われました。
受講者の方々は、このディスカッションの結果を自身の今後の業務にどのように活かすかの考えを持てたようです。



以上