活動実績等

三菱電機(株)電力システム製作所にて第133回安全キャラバンを実施

平成24年10月25日、26日に、兵庫県神戸市にある三菱電機株式会社電力システム製作所において、第133回安全キャラバンを実施しました。

1.ワークショップ(10月25日)

 三菱電機株式会社の社員36名が出席されました。

ダイナミックヒューマンキャピタル(株)代表取締役 中村 文子 様をお招きし、『確実な理解を促進し、記憶に残る効果的なコミュニケーションスキル』~ 参加者主体のコミュニケーション手法を体験するワークショップ ~  と題してワークショップを実施いたしました。ワークショップを通じて、朝礼、終礼、TBMなどにおけるコミュニケーションについて体験を交えながら学び、現場での実践について考察・検討することにより、さらなるコミュニケーションの向上を図ることを目的としました。

ワークショップの内容として

(1)手法体験の概要

 「参加者主体」の運営には、参加者の方々に積極的に学習に関与していただくことが前提であり、参加者全員へのグループ内での役割分担、他グループの人とのコミュニケーションなどを通して「参加者主体」のクリエイティブトレーニングテクニックを体験していただきました。

(2)ワークショップの概要
① 効果的なオープニング
・朝礼などの会合で聞き手が集中できる環境をいかに作るか
・緊張を緩め、話し手も聞き手も楽しめる内容か
② 効果的なクロージング
・会合で聞いた内容を自分の言葉で誰かに話し、考えを共有する
・前向きな気持ちになって終わる
③ 学習したことを記憶に残す方法
・朝礼などの最初と最後を大事にする
・記憶の仕方
・記憶は時間と共に薄れる、繰り返しの学習が効果的
④ 「参加者主体」の主要概念
・理解力を保ちながら集中力を保つ限界がある
・記憶にとどめながら集中力を保てる限界がある
最後に、講師からの指示で「職場でやってみよう、今までのやり方をやめよう、今までのやり方を維持しよう」と思うことを各自取り上げた。
ワークショップ終了後のアンケートでは、
今まで自分が進めていた方法、全員参加がなかなかうまいこと運営できなかったと思う。今回の講習を活かしていきたい。
部下、後輩への指導や会議の運営にすぐに役立つと思う。
普段あまり気にしていなかったコミュニケーション技術についてあらためて認識できた。
講義の進め方が新鮮で良かった。実践を交えてわかり易く講義を聞けて良かった。

などのご意見・ご感想をいただきました。

2.ワークショップ(10月26日)

 三菱電機株式会社の社員34名が出席されました。

 日本原子力技術協会 安全文化推進部 吉村 誠一が講師を務め、
『ヒューマンエラー分析手法の概要』と題してRCA研修のワークショップを実施いたしました。
RCA研修会では、日本原子力技術協会の吉村から「分析手法(HINT/J-HPES)」の紹介後、参加者の方々に手法に従い、仮想事例「端子ビスの緩みによる循環ポンプ停止」を用い、事象の把握(分析対象行為の特定)、原因の分析(分析対象行為を起点とした原因関連図の作成)を行っていただき、最後に代表3グループによる分析結果の紹介と意見交換を行いました。


ワークショップ終了後のアンケートでは、
これまで知っていた分析手法(4M-4E、なぜなぜ)とは違う分析方法であり、また、経験の浅い人でも比較的分析しやすい手法であったため、興味深かった。
なぜなぜ分析を異なった切り口で理解できた。原因分析のアプローチ方法が増えた。
今回の研修で受けた内容は、目新しく、今後の活動に非常に役立つと思われた。従来「なぜなぜ分析」でとどまっていたが、今後は今回の手法でうまく展開できると思う。

などのご意見・ご感想をいただきました。


以上