安全系電動ゲート弁の圧力ロッキング・熱固着

2006.5.17発行

内容概要

安全系の電動ゲート弁が圧力ロッキング・熱固着する事象に対し、米国NRCは、その可能性を検討、評価のうえ必要があれば是正措置をするよう、米国原子力発電所に要請しています。本事象に対し、国内の電気事業者は自主的に対応をしてきていますが、その状況を把握するため代表プラント(9基)について調査を実施しました。その結果、圧力ロッキング・熱固着の可能性がないことを確認しましたが、プラントにより設計や運用に相違があることを考慮し、代表プラント以外についても同種事象が発生する可能性がないことを確認し、必要に応じて対策するよう提言しました。

電力の対応状況(2023年3月時点)

圧力ロッキング・熱固着の可能性について確認が終了し、設備面の対策について実施済み、或いは必要な対策を検討中です。