活動状況

放射線防護課題検討委員会 第17回議事概要

日時 平成30年4月4日(水)13時30分~16時50分
場所 一般社団法人 原子力安全推進協会 三田ベルジュビル13F A,B会議室

出席者(順不同 敬称略)

主査 中村(東北大)
委員

上蓑(理研)、木名瀬(JAEA)、立崎(放医研)、武田(放医研)、
鈴木(元IAEA)、森(新金協)、川島(電工会)、吉田(電中研)、
吉田(東電)、中村(関電)、前田(原燃)

オブザーバー 林田、山中(以上、東電)、熊澤(元原研)
説明者 酒井(東京医療保健大)
事務局 仙波、岩井、石田(以上、原安進)

議題と主な議論

  1. 第16回議事録案
    特にコメントはなく了承された。

  2. ウランの生体影響 不均一分布と局所線量影響、年齢感受性
    武田委員から、ウランの生体影響に関する動物実験等に基づく結果について、詳細な内容を解説いただいた。ウランの体内摂取時の放射線毒性と化学毒性の大きさの比較、マウス実験における、腎臓に凝集しやすいウランの腎臓内不均一分布と線量評価および組織への影響、成体期と幼齢期におけるウランの体内動態の違い、摂取されたウランの効果的排泄を促進するウランの化学形情報の重要性などが議論された。なお、ウラン摂取による腎臓がんの発生について、関連を示す疫学データや動物実験結果は今のところ存在しないとのことである。

  3. UNSCEARの動向について
    酒井氏(東京医療保健大) から、UNSCEAR報告書の構成とこれまでの報告書の全付属書の概要について解説いただいた。遺伝的影響から発がんへのUNSCEARのテーマの変遷、ICRPとの役割分担の最近の変化、UNSCEARが行うグローバルサーベイの問題点、UNSCEAR「白書」の扱いなどが議論された。中国の石炭火力発電におけるラドン被ばくのデータが追加されたことにより、発電による職業被ばく(集団線量)が従来の2倍となったことが話題として上げられた。
    なお委員から、UNSCEARの2017年報告書が本年3月付で公開されたという情報が提供された。

  4. その他(放射線防護課題検討委員会予定等)
    JANSIから、同委員会の今後の計画案について説明を行い、取り上げてほしいテーマがあれば提案してほしい旨を依頼した。
    次回は7月頃に開催予定。

以上