活動実績等

運転責任者運営委員会 第25回議事概要

    
日時 平成30年4月13日(金) 13時30分 ~ 16時30分
場所 原子力安全推進協会 D会議室

出席者(敬称略 順不同)

委員 北村正晴(テムス研究所),月川哲雄(グローバルテクノ), 後藤好美(BTC),
小松泰樹(NTC),矢森洋一 (JANSI),熊谷征則 (電事連:渥美法郎委員代理)
事務局 原安進 中川敦之,坂元祐二,小暮雄三,三浦和男,遠藤英由,荒田豊志,西端利和,
宝玉章,齋藤満雄,千葉修

議題

     
  1. 前回議事録の確認(報告)
  2. 平成29年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
    ①通常運責 ②1F運責
  3. 平成29年度運転責任者判定業務の実施状況について
    ①通常運責 ②1F運責
  4. 平成30年度判定計画について
    通常運責及び1F運責
  5. シミュレータ訓練機関審査結果について(NTC)
  6. 発電所訪問による運転責任者合格証保有者とのコミュニケーション活動の実績及び今後について,並びに運転責任者情報交換会(トライアル)の実績について
  7. 実機体感研修の実績及び今後の予定について
  8. 電力合否判定規程審査(再申請)に係るNRAによるJANSI視察(3/29)について
  9. その他

議事

  1. 定足数の確認
    会議定足数を満足し,運営委員会が成立することを確認した。

  2. 前回議事録の確認
    前回議事録が了承された。

  3. 平成29年度運転責任者筆記/口答試験の結果について
    ①通常運責
     事務局より説明し,内容について確認された。
     「主な意見」
    • 「SA及び新法令・新規制基準に係る筆記試験問題の正解状況jでは,ほとんどが高正解率であるが,サンプル数は少ないものの,正解率が50%と低いのが気になる。分析はしているのか(2名のうち1名の間違いではなく,8名のうち4名が間違っている)
      ⇒出題内容は,法律や保安規定の記述内容を問う問題であり,出題は適切であり受験者の知識不足によるものと判断している。
    • 消火設備に関する問題で,特定消火設備の設置場所を問う出題問題がある(これはこれでいい)が,現存するしないや付近に同じような設備がある等で誤解しやすい問題とならないよう工夫すること。
      ⇒拝承。
      ②1F通運
       事務局より説明し,内容について確認された。
       「主な意見」
    • 筆記技能試験の問題で,問題文のわずかな表現の違いで,前回は得点対象,今回は得点対象でないという事が見られる。試験問題作成WGでレビューしたとのことだが,公平性の観点から問ーの採点基準が継続されるよう注意すること。
      ⇒拝承。尚,今回の受験者においてはいずれも高得点であり,問題とならなかった。

  4. 平成29年度運転責任者判定業務の実施状況について
    ①通常運責
     事務局より説明し,内容について確認された。
     「主な意見」   
    • 改善事項に,口答試験における時間管理(標準化)の取組みがあるが,口答試験にはしっかりと時間をかけた方が良いのではないか。
      ⇒時間をかければ更間等により最終的に回答は出てくるが,公平性,公正性の観点から時間管理(標準化)に取り組むこととした。聞きたいことが聞けなかったとか,質問や回答を打ち切る等の試験の妨げになることはなかった。
    • 試験には,落とす試験と合格させるための試験があるが,口答試験の目的は何か。
      ⇒運転責任者としての統督の基準に達しているのかどうかを確認するための試験である。
    • 「判定機関審査時確認事項の変更通知文書」で,一部のJANSI手順書で準拠するJISQ-9001:2008がJISQ-9001:2015に変更されているが,電力との齟齬は発生していないのか。
      ⇒発生していない。
      ①1F通運
       事務局より説明し,内容について確認された。

  5. 平成30年度判定計画について
    事務局より説明し,内容について確認された。
     「主な意見」
    • 平成30年度は定期審査に加え, NTC(2,3号機) , BTC (2号機)ともにMAAP導入のための改造審査を予定している。

  6. シミュレータ訓練機関審査結果について(NTC)
    事務局より説明し内容について確認された。

  7. 発電所訪問による運転責任者合格証保有者とのコミュニケーション活動の実績及今後について,並びに運転責任者情報交換会(トライアル)の実績について
    ①発電所訪問による運転責任者合格証保有者とのコミュニケーション活動の実績及今後について
     事務局より説明し,内容について確認された。
    「主な意見」   
    • この活動について,発電所幹部(管理者)側からの意見,目的に対する達成への評価も受けているのか。
      ⇒コミュニケーション活動では,運転責任者と意見交換を行い,その内容や結果を踏まえて発電所幹部の方との意見交換も行なっており,活動の評価も伺っている。結果については,エビデンスとして議事録を作成するとともに発電所に提言書を送付している。ピアレビューとは異なる観点での意見交換ができると発電所からは良い評価をもらっている。
    • JANS Iとしては発電所からの評価や意見をシステマチック管理することが重要である。
      ⇒拝承。検討します。
      ②運転責任者情報交換会(トライアル)の実績について
       事務局より説明し,内容について確認された。
       「主な意見」
    • 運転責任者情報交換会(トライアル)の結果は好評であったため,平成30年度からは,発電所訪問によるコミュニケーション活動と集合型を複合させ実施していく予定である。

  8. 実機体感研修の実績及び今後の予定について
     事務局より説明し,内容について確認された。
     「主な意見」   
    • これまでは短期派遣であったが,短期派遣に加えて実機実習の効果的な習得のため1か月程度の長期派遣を計画的に進めていく予定である。

  9. 電力合否判定規程審査(再申請)に係るNRAによるJANSI視察(3/29)について
     事務局より説明し,内容について確認された。

  10. その他
     ①平成30年6月に予定している組織変更(理事会体制の見直し)について紹介した。
     ②平成30年度の電力からの合否判定規程確認~判定機関指定までのスケジュールを紹介した。

以上