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運転責任者運営委員会 第16回議事概要

日時 平成26年1月31日(金) 13時30分 ~ 15時40分
場所 原子力安全推進協会 D会議室

出席者(敬称略 順不同)

委員 北村委員長,島津委員,月川委員,後藤委員,日高(富岡委員の代理),小松(樋口委員の 代理),島田(矢森委員の代理)
事務局 原安進 中川敦之,坂元祐二,小暮雄三,久保田修一,遠藤英由,白土孝行

議題

  1. 定足数の確認
  2. 前回議事録の確認
  3. 福島第一運転責任者合否判定等業務に関する規程制定及び運責規程の改訂について
  4. 運転責任者運営委員会規約の改訂について
  5. 運責関係 規程・手順書の改訂について
  6. その他

議事

  1. 定足数の確認
    会議定足数を満足し、運営委員会が成立することを確認した。
  2.       
  3. 前回議事録の確認
    前回議事録が了承された。なお、委員長提言にて、主要議題である福島第一運転責任者の合否判 定業務について、前回委員会の審議内容を再確認した。
  4.       
  5. 福島第一運責規程制定及び運責規程改訂の概要
    事務局より説明し、内容について確認された。
  6.       
  7. 福島第一原子炉施設に係る炉規則及び告示施行に伴う運転責任者の合否判定について
    a.1F合否判定の基本方針について
    事務局より説明し、内容について確認された。
    [主な意見]
    • 従来は炉型毎の合格証であり、同じ炉型で号機変更・サイト変更が可能であったが、1F合格証 は、他サイトの運転責任者になれないという解釈でよいか。
      ⇒1F1~4専用の合格証であり、他サイトの運転責任者になれない。1F5,6合格証は、 標準の合格証と1F5,6号炉合格証両方を保有していることとなり、他サイトの運転責任 者となることができる。
    • 5,6号炉は特定原子力施設であるが、通常の原子炉施設を維持している。通常の原子炉施設と 異なる特有設備とは何か。
      ⇒滞留水貯留設備等が該当する。
    • 1F試験問題作成WGのレビュー結果が事業者へフィードバックされると、独立性確保について 重大な問題となる。
      ⇒試験問題原案の受領後は、原安進内の試験問題バンク及びWGで管理する。レビュー結果が事 業者にフィードバックされることはない。
    • 1F試験問題作成WGには事業者が含まれるが、独立性をどのような方法で確保するのか。
      ⇒委嘱時に守秘義務を課すことで、独立性を確保する。1F設備の管理及び異常対応に関する試 験問題の適切性判断には、1F知識を有する者をWGに含めざるを得ない。
    • 独立性のみを重視して、1F設備知識のない者をWG委員とするのは不適切であり、設備知識を 十分に有する事業者を含めるのはやむを得ない。情報の流れを1方向とする、多数の問題から選 択する等、最大限の客観性確保へ向けた努力が必要であり、検証可能とすることが重要である。
      ⇒拝承。
    • 社会的説明性にはルールによる線切りが重要である。守秘義務違反時に罰則を課す等の方法も考 えられる。また、情報セキュリティ等を高める仕組みも必要である。
      ⇒守秘義務の遵守及び情報漏えいを監視し、継続的に仕組みを改善していく。
    • 1F知識を保有する筆記/口答試験委員を転籍者とした場合、口答試験時に当該委員がメインと なって受験者に有利とならないように、他の試験委員のチェック機能が重要となる。
      ⇒口答試験採点は、複数委員の合議によるため、公正性に問題があれば修正される仕組みである。
    • 試験範囲としたアクシデントマネジメントは、1Fでは具体的な対象は何か。津波以外にも竜巻、 火災、自然現象等エクストラハザードが新たに規制要求されており、今後設備及び手順書が整備 される。対応手順が具体化した段階で適切に試験に反映していくこと。
      ⇒津波AMGの他、竜巻、火災、異常低温及びテロ等を考慮した手順書が整備されつつあり、整 備された後、試験に含めることを考えている。
    • 基本的には本方針を了承する。1F設備に詳しい事業者をWG委員に含むのはやむを得ないが、 独立性を確保するため最大限の努力をすること。
      ⇒拝承。

    b.1F運責規程制定及び運責規程の改訂について
    事務局より説明し、制定及び改訂について各々審議し了承された。
    [主な意見]
    • 「a.1F合否判定の基本方針について」を実現することを前提に1F運責規程を了承する。な お、記載の適切性について詳細にチェックすること。
      ⇒拝承。
  8.       
  9. 運転責任者運営委員会規約の改訂について
    事務局より説明し、改訂について了承された。
  10.       
  11. 運責関係 規程・手順書の改訂について
    事務局より説明し、内容について確認された。

以上